新年あけましておめでとう
ございます。
旧年中におきましては、
本会の事業運営に格別のご理解
とご支援、ご協力を賜り、厚く
お礼申し上げます。
昨年の夏は全国各地で最高気温
の記録を更新した「猛暑」でした。
年を追うごとに夏の暑さが増し
て
お感じ
そうしていつまで暑い日が続く
のかと思っていた途端に、突然
の
すか
の紅葉
これも地球温暖化の影響でしょうか、年々季節感が薄くなってきているように感じます。
新型コロナ感染症もひと段落した感がありますが、それでもマスクの着用など感染対策の徹底を続ける方もまだまだたくさんおられ、状況によってはマスク着用が奨励されています。
一方では、様々な制約が撤廃され、延期・中止されていた各種催しが制約なしで再開されるようになりました。
ここ京都では観光シーズンいかんにかかわらず、どちらを向いても外国人観光客が目立つようになり、人流もコロナ禍前にもどってきています。
コロナ禍を経た今、つくずく日常生活の変容を感じている次第です。
国際情勢においては、ウクライナ侵攻の長期化や、イスラエル・パレスチナ問題など、連日目を覆いたくなるようなニュースが報道されていますし、国内では、一時、1ドル150円まで円安が進み、円安を要因とした物価高がわれわれの暮らしに大きな影響を与え続けており、先行きの不透明感はぬぐえません。
森林・林業界に目を向けてみましょう。
京都府では「未来へつなぐ京の木府民会議」の設置や「京都府木材生産業者等連絡協議会」の立ち上げなど、京都府産木材の需要拡大と供給体制の枠組が見えてきました。
国においても、デジタル技術をフル活用した生産性の高い林業の確立や、伐採から再造林・保育に至る収支プラス転換を目指す「新しい林業」が推進され、徐々に実装段階に進んできています。
さらに、森林由来のJ‐クレジットへの機運の高まりや、中高層建築物等における木材利用の拡大など、より広い視点での新たな展開に大いに期待しているところです。
日常生活はもとより、森林・林業を取り巻く情勢も目まぐるしく変化しています。
いよいよ本年から森林環境税の徴収が始まりますし、利用期を迎えている人工林資源をしっかりと使っていく、国産材の時代を作り上げていく、これからの林業を切り開いていくチャンスが訪れています。
本会といたしましても変化をチャンスと捉え、われわれ森林組合系統が森林管理の主体として、地域の森林を未来に引き継ぎ、森林の公益的機能の発揮と、府民の安心・安全な生活を支えていくという使命を肝に銘じ、新たな年をスタートしたいと思います。
引き続き、京都府をはじめ、会員組合、関係者の皆さまのさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、本年が皆さまにとってより良い年となりますよう心から祈念いたしまして、新年のあいさつとさせていただきます。